取材対象の中に自らを投じる斬新なスタイルで、新しいジャーナリズムの手法を確立し、のちに「GONZO(ゴンゾー)」と称されたハンター・S・トンプソン(Hunter S. Thompson)が'65年に『The Nation』誌の依頼で、ヘルズエンジェルズに密着取材し'66年に『Hell's Angels』として出版した著書の石丸元章による新訳。
『ヘルズエンジェルズ』 著:ハンター・S・トンプソン/訳:石丸元章
GONZO(ならず者)・ジャーナリズムの旗手、ハンター・S・トンプソン。
伝説のデビュー作が、日本のGONZO・石丸元章の新訳により、蘇る!!
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限界。それは、超えた奴にしかわからない。
覚醒の世界へようこそ――。
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本書は、アメリカ最大のアウトロー・バイカー集団、"ヘルズエンジェルズ"を、18ヶ月に渡り密着取材し、集団の内側から活写したトンプソン伝説のデビュー作にして、のちにGONZOと呼ばれるスタイルを確立させた、記念碑的作品です。
この作品に、生前のトンプソン本人より唯一邦訳を許された、石丸元章が挑みました!
60年代、アメリカを震撼させたノンフィクションの金字塔が、ストリート感覚あふれる日本語で蘇る!!
[著者プロフィール]
ハンター・S・トンプソン(Hunter S. Thompson)
1937年生まれ。
'65年、『The Nation』誌の依頼で、ヘルズエンジェルズに密着取材し、'66年に『Hell's Angels』として出版。
取材対象の中に自らを投じる斬新なスタイルは、新しいジャーナリズムの手法として高く評価され、のちに「GONZO(ゴンゾー)」と称される。
処女作『The Rum Diary』と、代表作『Fear and Loathing in Las Vegas』(邦題:ラスベガスをやっつけろ)は、ジョニー・デップ主演で映画化された。
'05年2月20日、アスペンの自宅付近で拳銃自殺を図り死亡。享年67。
石丸元章(いしまる げんしょう)
1965年生まれ。作家。
『SPEEDスピード』『アフター・スピード』がベストセラーとなり、以後さまざまな雑誌でエッセイ、ノンフィクション、小説を執筆。
近著に『男の教養』(福田和也氏との共著)などがある。
著者:ハンター・S・トンプソン
翻訳:石丸元章
デザイン:緒方修一
定価3255円(本体価格3100円)
ISBN 978-4-89815-306-2
2011年発行
仕様[A5判/672ページ/並製]
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