はい。その4です。
今回はキャブレター!
キャブレターといえばマフラー、カムなどと並びエンジンの味付けに大きな影響が出るパーツのひとつです。
最近のハーレーはインジェクション化していてエンジンの出力が最大になる様にマッピングできたりもします。が、基本的に排ガス規制のためクリーンなガスが出るように全域出力を抑えてあるのが本当のところのようです。
キャブレターは機械的というか物理的にエンジン内に取り込むガソリンの量をパーツ(ジェットと呼ばれるガソリン経路の内径でコントロールするものやニードルなどでガソリン経路をふさぐ割合などでコントロールするタイプなどあります)を取り替えてセッティングします。
インジェクションのこの回転域でもう少しガス出すか、絞るか。みたいな細かいセッティングは出来ないのです。
それぞれ良さはあるんだと思いますけどインジェクション車に乗ったことありません。
車両を手に入れたときはS&S SuserBというキャブレターがついていました。
年式的には標準はベンディックスでしょうか。ちょっと後になるとケイヒンですね。
で、今もS&S SuserBがついています。しかし実はこれ4個目のS&S SuserBなんです。
そして間には他のキャブもついてたことがありますが、なんだかんだで前のよりちょっと状態の良いS&S SuserBを手に入れては戻してしまう。そんなとてもクセのある、良い意味で印象的なキャブレターです。
ケイヒンなんかは扱いやすすぎて逆になんか平凡だぁと思いすぐ飽きちゃいました。
FCRやHSRなんかの高性能キャブは確かに回るエンジンにはなるようですがショベルのようなロングストロークのエンジンよりも本来ショートストロークの高回転型に向いているような気がしてますがこのあたりはどうなのでしょうか。つけてないから分かりません。
はい、話を戻して。
で、このS&S SuserBですが基本的にはナックル・パン等ではおなじみのリンカートのパクりです。ちなみにS&SのLキャブも純正のレーサー系パーツだったL型キャブのパクりです。
なのでとても旧車ちっくな乗り味が楽しめるキャブだと勝手に思っています。
回して乗る高回転型ではないロングストロークのトルク型には相性がいいのではないでしょうか?
始動性が悪いとか加速ポンプが無いとか絶版だとか色々言われてますが
確かに状態のいいものが手に入りにくいのを除いては始動はそのうち慣れるし、加速ポンプが無くてもドンピシャのセッティングが出ると恐ろしい回転の延び方をするのです。むしろ適当に加速ポンプでセッティングをごまかして乗るより調子よく乗れているはずです。
僕が乗り出した頃からBキャブをつけていた人達はいまだにBキャブを付け続けています。
そして最近はまわりでもBキャブつける人が増えてきてます。布教活動の成果が出ています。
先日FEWさんにお邪魔したとき
「今度Bキャブツーリングやろうか?」というワケのわからない提案がありましたww
参加したい人はBキャブをつけて準備しておいてくださいw
つづく。