バルブとかガイドとかナックルとか
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『ポイント点火のコンデンサーとサーキットブレーカー』で触れたとおり、MOXくんのナックルヘッドのメンテナンスで暇つぶしな休日をすごしたんだけど、彼のナックル・チョッパーの後ろを走ると、たまに目がしばしばするって話で、「オイル燃えてんの?」って話題になりました。
彼のナックルヘッドは1400ccオーバーなストローカー・ビックモーターなんだけど、合わせてハイカムが組んでるんです。
ハイカムを組むと、その分バルブのリフト量が増えるわけで特にハイリフトすぎる場合、バルブスプリングのアッパーカラーも形状が変わったり、バルブガイドは短くカットされ、バルブスプリングのロアカラーも下げられ、場合によってはシリンダーヘッド側が加工され、バルブの開閉量に対応したりします。
実は、僕のショベルのシリンダーヘッドはバルブガイドの当たる面が加工され、通常よりもカラーが低い位置に来るように加工してあって、その気になれば結構なハイカムが組める仕様になっていたりします。買ったときから。チューニング手法として正しいのかは、未だにわかんないんだけどね。
今はANDREWSのJカムなんだけど、実はシリンダーヘッドのオーバーホール時にバルブ周りの数値を丁寧に計測して、何mmロアカラーを嵩上げしてやらないと正常なバルブスプリングのテンションが保てないかを計算して、バルブごとにガイドの寸法(ロアカラーの位置関係が正常に成るように)を指定して作ってもらってました。
で、話は戻ってナックルヘッド。
ただでさえ熱を持ちやすい素材と構造なのに加えて、ハイリフトに対応するためにガイドの寸法が短く加工、ノーマルよりもヒートしやすいわけですね。バルブの焼き付き防止と冷却をするためにガイド側を細工して、少しだけバルブガイド内のオイルの流量が増えるようにしてあるから、そんな傾向はあるかもね。
という話をしつつ、プラグの焼けもオイリーじゃないし問題ないっしょ?と勝手に納得したあたりで、MOXがオイルポンプの話を振ってきたんだけど、長くなっちゃったんで今度続き書きます。覚えてたら。
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