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2013年、Webに関わる人としての雑記

2013/01/11 Fri

Twitterでリツイートが多い『雑誌が売れなくなった理由について考えてみた』を読んでWeb制作者の立場からWebメディアとは何なのか?をあらためて考えてみました。

ブログやソーシャルネットワークサービスにより個人による情報発信も進み、すっかり情報発信のフラット化が顕著な今日この頃。
テレビや新聞、雑誌など従来メディアの媒体発信であれば間違いないであろうという幻想をベースにそれらメディアは信頼できるソースとして評価されていますが、情報のフラット化と一般レベルでの情報共有により記者のフィルター越しであることや結論ありきな記事や番組構成が多々あることがバレてきたのが2010年代のメディアの特徴だと思います。
新聞は1社からニュースを買い、テレビにおいてはYoutubeをただ流すだけという番組すらある始末。なんなの?いったい。


さてWeb制作者の立場からということで、僕個人は雑誌やCafe Bookに写真を提供するカメラマンぽい感じもありつつ、メインとなるWebディレクターやらWebデザイナーという肩書きで仕事をした2012年は、Webによる発信のお手伝いを多くしました。
従来のメディア手法を取り入れつつもWebでしかできないスピード感とオンリーワンなコンテンツ。2013年以降この流れは一段と加速するはずです。


脱線しますが、Web業界の話。

デザイナーというと華やかでクリエイティブっぽさを想像しますが、本来はWebの内容以上にデザインが目立ってはいけないWebデザイナーというポジション。あくまでコンテンツ(内容)をより良く見せるための補助的な要素であるべきで、カッコ良すぎるWebというのは本来の目的から逸脱している。と思わされるものを見かけることも多々あります。
どんなにデザイン・ギミックが凝っていようとも、オンリーワンなコンテンツに勝てるデザインは無い。ちょっとデザインが物足りないくらいがちょうど良い。が持論です。
1回見てもらえれば良いキャンペーン系Webはこれで正解ですけど。

実際、定期的に閲覧するWebってデザインがすっきりさっぱりしてるのが多いと思うんですがどうでしょう?人間工学をベースとしたインターフェースはもちろん大前提ですが、客観的に一歩引いた表現のできるデザイナーさんだと結果が出やすいです。経験上。

デザイナーによる「ここまでやれます!」「ピカピカきらきらいいでしょ?」「このウニョウニョ動くのすごくないすか?」な表現によって、初見でおなか一杯になっちゃって内容まで入り込めず次に繋がらないWebの多いこと多いこと。
すごいのは分かるけど、閲覧するのにストレスを感じたりエネルギーがいったりなんて覚えないですか?


で、去年まで肩書きにしていたというか仕事上肩書きにされていたWebディレクター。プロデューサーとも近いこの立場。
制作に向けて予算や工程の段取りやらを仕切れる人。Web制作の企画から関わって各セクションを経験し商業的にWebを制作したことがある人なら、あとは金銭面と人員を動かせればすぐに即戦力、重宝されます。
目指す人はWebテクノロジー全部に首を突っ込み全体の段取りと人件費に注目しましょう。たぶんなれます。プロデューサーは予算配分的なウエイトがより高くなりますね。


そして、今年自分の形容詞として目指したいプランナー。
Webってやっぱり直接的なものであったりイメージ付けや広がる人脈も含めた間接的なものであったりはすれど、最後は利益に繋がるべきなんですよね。
Webを運用する以上は何かしら利益はあるべきです。というか目指すべきです。営利目的であろうが個人ブログであろうが一緒です。
ここでよく間違えるのが、クライアント(公開側)が思う利益とそれを受ける取る側を利益誘導するために必要な「要素」のズレ。ここを客観的に受け取る側に寄せることができ、なおかつクライアントが気づいていない魅力を表現する。その辺の分析力がプランナーの良し悪しではないかと。
そのためにはクライアントを良く知ることと、その業界を良く知ること。コンサルタントの立ち位置にも片足突っ込んじゃう感じです。
今もWebを作る案件ごとにカスタムバイク業界はもちろんアパレル、繊維業界のことやアレルギーのこと、歯科医学やら公務員制度のことを人並み以上に語れるくらいまでその都度勉強してきました。もちろんターゲットとなるユーザーが好んで見るWebの傾向も分析の対象となります。


脱線から話を戻します。
2012年からより顕著になった既存メディア離れといわれる現象。取って代わるであろうWeb上のメディアの今後をこれまで以上に真剣に考える時期に来ていますよ。という、まったくまとまっていない雑記でした。
時代に合わないものは淘汰され無くなります。

そして2013年目指す肩書きプランナー。これまで以上にいかに引き出して表現するか。2013年の課題です。
メディア論も雑誌が売れないらしいということもWebメディアも全然関係なくなっちゃった(汗)


運用中のWebがどうにもしっくり来ない方はご相談ください(笑)

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